2014年9月22日(月)|第130回 定例講演会「都市における水辺の生態系再生 -大阪の海と川のエコロジー-」開催
都市に近接する閉鎖的な内湾では、人間活動・産業活動の影響で生態系の劣化の著しい時期がありました。今も大都市の港湾海域の一部には夏季の底層水が無酸素になってしまう水域が存在します。都市における人と自然との共存・共生は可能なのでしょうか? 都市には都市なりの自然再生の方法があり、大阪湾や東京湾にハワイの海を求めるのは過剰な要求でしょう。本日は川から海までの流域圏を意識し、(1) 大阪湾の水環境と漁業、(2)Coastal oasisとしての浅場や干潟、(3) 都市河川の生態系再生の試みについて情報提供します。