2011年11月30日(水)|第2回 内湾の機能回復シンポジウム「漁業生産を維持するための水環境」

  
開催趣旨 沿岸漁業が安全・安心な水産物を安定的に維持するためには、漁場環境の確保が必要であり、そのためには陸域からの水や栄養塩、土砂等の供給が不可欠である。しかし、このような観点から森・川・海のそれぞれの関係者間で十分な議論がなされてきたとは言い難い。
そこで、昨年、本シンポジウムの第1回目として、陸域からどのような水が海域に流されているかの現状と課題について山林、農地、都市部、汽水域および内湾の研究者により報告いただいた。
第2回目となる本シンポジウムでは、内湾・沿岸および河川における漁業生産・物質循環の観点から「どのような時期にどのような質・量の水が必要か」をテーマにさまざまな漁場における現状や課題等について事例紹介いただき、さらなる議論を深めたい。
さらに、次回、第3回目のシンポジウムでは、水産のほか環境、河川、農業等の研究者に加え、各分野の行政関係者も交えて、生物生産や物質循環の観点にたち、森から海まで、河川・河口域および沿岸域におけるこれからの水環境管理の望ましいあり方についての発信を行うことを予定している。
広報資料 案内ポスター【A3横サイズ,PDF:471KB】
日時 2011年11月30日(水)13:00~17:40(受付開始12:30)
場所 GEカレッジホール(世田谷区駒沢3-15-1 いであ株式会社2階)
主催 漁業用水問題研究会((独)水産総合研究センター、全国内水面漁業協同組合連合会、特定非営利活動法人 地球環境カレッジ)
参加費 1,000円
参加者 150名(先着順)
講演風景
  • <趣旨説明>
    漁業用水問題研究会 (独)水産総合研究センター 理事 井上 潔
    漁業用水問題研究会 (独)水産総合研究センター 理事 井上 潔特定非営利活動法人地球環境カレッジ 監事 平野 敏行
  • <基調講演:「漁業生産と水環境を森里海連環より考える」>
    京都大学 名誉教授・財団法人国際高等研究所 フェロー 田中 克
    京都大学 名誉教授・財団法人国際高等研究所 フェロー 田中 克
  • <事例報告1:「瀬戸内海東部(播磨灘)の栄養塩環境と漁業>
    兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター 所長 反田 實
    兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター 所長 反田 實
  • <事例報告2:「有明海におけるノリ養殖の生産状況と漁場環境>
    佐賀県有明水産振興センター 副所長 川村 嘉応
    佐賀県有明水産振興センター 副所長 川村 嘉応
  • <事例報告3:「三河湾における水質変化と漁獲量変動について」>
    愛知県水産試験場 副場長 石田 基雄
    愛知県水産試験場 副場長 石田 基雄
  • <事例報告4:「アユ漁業を維持するための水環境」>
    (独)水産総合研究センター 増養殖研究所 内水面研究部 部長 内田 和男
    (独)水産総合研究センター 増養殖研究所 内水面研究部 部長 内田 和男
  • <総合討論(パネルディスカッション)1>
    パネルディスカッション
  • <総合討論(パネルディスカッション)2>
    パネルディスカッション

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