2006年10月30日(月)|第72回 定例講演会「多自然型川づくりから多自然川づくりへ-新しい時代の総合的な河川整備-」開催
多自然型川づくりが始まり、はや15年が経過した。その間、河川法の改正、自然再生推進法、景観法の成立に見られるように、わが国の環境に関する法律も整備されてきたことがわかる。今年度から、多自然型川づくりは多自然川づくりと「型」をとり、多自然型川づくりの理念は引き継ぎつつ、さらに総合的な川づくりへと発展・展開し始めた。近年の水害とその復旧に見る多自然川づくり、九州で今起こっている河川の景観整備へのムーブメント、更に発展しているスイスの近自然川づくりなどを紹介しつつ、新しい時代の川づくりの醍醐味とその楽しさについて講演する。
2006年5月15日(月)|第70回 定例講演会「第4回世界水フォーラムからの報告-日本は何を為すべきか-」開催
水は古来、あらゆる人間活動を支え続けてきました。しかしながら、人口増加と人間活動の飛躍的拡大の中で、水循環は自然の枠組みを大きく超え、その結果、水に関わる様々な問題が顕在化し、深刻化してきています。
そのような状況の中で、世界の水問題の解決に向けた具体的な「行動」に焦点を当てた「世界水フォーラム」が開かれており、3年前の日本開催に続いて、この3月にメキシコで開かれました。(世界の約149ヶ国・約2万人参加。)
NPO「日本水フォーラム」は、水に対するこれまでの経験や知見を集約し、我が国が国内外の水問題の解決に貢献することを目指して設立されたもので、その活動は、
1.シンクタンク活動
2.世界中の水関係者とのコネクショ3ンを生かした情報提供活動
3.人材教育・啓発活動
を主とします。
今回の講演では、このNPOの事務局長・尾田栄章さんに、先のフォーラムにおける話題などをご紹介して頂く予定です。